どーもどーも。
今回は以前書いた、Moza Air2の前編の続きを書きたいと思います。
について書いていきたいと思います。
バランス調整
まずは、ジンバルには付き物で、重要事項になってくるバランス調整です。
バランスは安定性やバッテリーの持ちなどに大きく関係してくるので、しっかりと行いたいですね。
バランス調整に入る前に付属の三脚をジンバルに取り付けます。
MOZA Air 2にはロール軸のロック機構があるので、これをロックします。
次にカメラを取り付けて位置調整をします。
ツマミを緩めてプレートを前後に移動させ、手を離してもカメラが水平になるように調整を行います。
続いてチルト軸の調整を行います。
レンズを上に向けてカメラがその状態を維持できるように、
アームを前後させてバランスの調整します。
次はロール軸の調整を行います。
ロック機構を解除し、カメラが水平を維持できるようにアームを左右に動かし、バランス調整を行います。
最後にパン軸の調整を行います。
こちらは少しわかりにくいのですが、ジンバルを左右に傾けてもパン軸が回転しないように、アームを前後させてバランス調整を行います。
最終的に全ての軸を確認し、任意の位置を維持出来るようになればバランス調整は完了です。
でも初めは実際にバランスが取れているか不安ですよね?
なんと、MOZA Air 2 にはバランスチェックをしてくれる機能が備わっています!
しかもスマホアプリやPCソフト無しで!これはすごいですよね。
記事後半でバランスチェックのやり方を説明したいと思いますので是非最後まで読んでみてください。
操作方法
次に基本的な操作方法を紹介したいと思います。
MOZA Air 2は上記写真のようにボタン類が非常に豊富な為、設定変更が容易に出来ます。
また、OLEDディスプレイを搭載しているので、現在の設定値などを簡単に確認する事ができます。
それでは、簡単にですが、基本的な操作方法を紹介していきたいと思います。
電源ボタン
1回押し・・・REC開始/停止
2回押し・・・フォトシャッター
3秒以上長押し・・・電源オン/オフ
Fnボタン
1回押し・・・スポーツモード
2回押し・・・インセプションモード
3秒以上長押し・・・自動チューニング
スマートトリガー(背面トリガー)
2回押し・・・センターに戻る
3回押し・・・自撮りモード
押している間・・・全軸ロックモード
Mボタン
1回押し・・・ホイールのモード変更
ホイール
フォローフォーカスの操作
ロール軸の操作
(Mボタンで変更します)
ジョイスティック
1回押し・・・パン軸フォロー/ロック
2回押し・・・ロール軸フォロー/ロック
3回押し・・・チルト軸フォロー/ロック
左右・・・パン軸操作
上下・・・チルト軸操作
メニューボタン(ダイヤル中央)
1回押し・・・メニュー画面へ
3秒以上長押し・・・スリープ オン/オフ
ダイヤル(トップ画面)
上ボタン・・・シャッタースピード変更
下ボタン・・・絞り変更
左ボタン・・・ISO感度変更
右ボタン・・・プレビュー
回転・・・フォロースピード変更
ダイヤル(メニュー画面)
上下ボタン・・・カーソル移動
右ボタン・・・決定
左ボタン・・・1つ前に戻る
中央(メニュー)ボタン・・・トップへ戻る
以上が基本的な操作方法です。
こうしてみると本体のみで沢山の設定を変更できる事がわかりますね。
これはMOZA Air 2の魅力の1つだと思います。
便利な機能
・バランスチェック機能
バランス調整の項目で軽く触れましたが、なんと自動でバランスチェックをしてくれる機能が備わっています。
使い方は非常に簡単です。
まずはメニューボタンを押してメニュー画面に入ります。
Gimbal set > Calibration > Balance chk
の順番に選択していくと、あとはMOZA Air 2が自動的に動き出してチェックを行ってくれ、結果がディスプレイに表示されます。
表示はこんな感じ
こうやって目で見えるようになると安心出来ますよね。
これは素晴らしい機能だと思います。
・モーターパワーの自動調整機能
搭載されているカメラやレンズなどに合わせて、各軸のモーターパワーを自動で調整してくれる機能です。
使い方はメニュー画面から
Gimbal set > Motor > Power > Autotune
の順番で選択すると各軸が細かく動き出し、自動で調整を行ってくれます。
『モーターパワーの調整なんて出来ない!』とか『めんどくさい!』
って人にはかなりオススメの機能ですね。
・専用アプリからの操作など
MOZA Air 2には専用のアプリがあり、それを使って様々な事が出来ます。
ジンバル本体に触れずに各軸を動かしたり、モーションラプス撮影なんかも出来ます。
各ストアアプリから『MOZA Master』と検索すれば出てきます。
モーションラプスは本当に楽しいので、オススメです。
純正アクセサリ
Moza Air2には非常に沢山の純正アクセサリがありますので紹介したいと思います。
・MOZA iFocus Wireless Lens Control Systems
ジンバルから、もしくは、ジンバルに触らずに
フォーカス操作を可能にするシステムです。
単体での販売もしているようです。
・ MOZA Air 2 Hard Protective Case
専用のハードケースです。これがあれば持ち運びの際も安心ですね。
・MOZA Air 2 Unique Underslung Mini Handle
ローアングル撮影を容易にするハンドルです。
MOZA Air2のようなジンバルでローアングル撮影をするのは少し大変ですが、
これがあればかなり楽に撮影できそうですね。
個人的にはかなり欲しいアイテムです!
・MOZA Air 2 Versatile Mini Dual Handle
モニターの取り付け器具やグリップにもなるアクセサリです。
・MOZA Air 2 Premium Leather Battery Cover
バッテリー部の色を変更するカバーです。
赤色と黄色があり好みに合わせて変更する事が可能です。
・MOZA Professional Camera Backpack
MOZA Air2を収納できる、本格的なカメラバッグです。
三脚やカメラやレンズなども一緒に収納できる為、
これ1つあればかなり便利になると思います。
これも欲しい。笑
・MOZA Fashion Camera Backpack
上のバッグより少し小さいですが、十分な収納力がありそうです。
魅力的なアイテムが多すぎて全部欲しいぐらいです。笑
これらのものはオフィシャルサイトで購入できます。
最後に
MOZA Air 2について書いてきましたが、最後に僕的に良かったところなどを書いていきたいと思います。
まずは良かったことですが、
・本体のみでの操作性の良さ
いちいちスマホと接続しなくていいのは、非常に楽ですね。もちろんスマホと接続も出来ます。
次に
・圧倒的なパワーによる安定感と安心感
ミラーレスはもちろん大型一眼レフやシネカメラなどでも載せることが出来ます。
剛性もある為、非常に安心して使えます。
・競合製品と比べると安い
大きめのジンバルなので、それなりの価格になりますが、RONIN-Sなどに比べるとお手頃感があります。DJIがあの廉価版RONIN-Sを出したのもMOZA Air 2の存在があったからでは?と思ってしまうほど。笑
・所有欲が満たされる
見た目や重量、質感などが相まって所有欲が満たされます。
友人に自慢したくなるようなそんなジンバルです。笑
ここまで良いことを書いてきましたが、もちろん完璧ではないので少し気になったことを書きたいと思います。
・まず、やっぱり重い。
これだけのペイロードと剛性なんで、仕方ないのですが、やっぱり重いです。
体を鍛えましょう!笑
・持ち運び用のケース等が標準では付いてこないので運搬時が少し不安
パッケージ用の箱でも持ち運べないことは無いですが、ちょっとね。笑
でも、オプションでハードケースやバックパックも選択できるので、お金を払えばこの問題は解決します。
逆に言えば、ケース等が不要な人にとってはコストを抑える事が出来るので、長所にもなりえると思います。
・本体にバッテリーを入れたままでは充電できない
充電時に毎回、本体からバッテリーを出すのはそれなりに手間ですよね。
本体へのUSB接続などで充電出来ればありがたかったんですが、これはこういうもんだと思えば諦めることが出来るんで、そうしときます!笑
以上。
僕がMOZA Air 2使って思った事でした。
本当にトップクラスに魅力的なジンバルだと思いますので、迷っている方は是非!
GudsenはMOZA Air 2の他にも非常に魅力的な製品を販売していますので、興味ある方は是非公式HPもみて下さい。
僕的には色んなスマホジンバルの良いとこどりみたいなMOZA Mini-Sがかなり気になります。まあ、まだ発売してませんけどね。笑
ではでは。
[2019年9月5日追記]
Gudsen社よりMOZA Air2の弟分であるMOZA Air Cross2が発売されました。
詳細はこちらをご覧ください。